ソニーのPSPを再起動不能にするトロイの木馬が発見された。Symantecの危険度評価は被害状況が「低」、ダメージ「高」、感染力「低」。
Symantecは10月6日、プレイステーション・ポータブル(PSP)のシステムファイルを削除して起動できなくしてしまうトロイの木馬「Trojan.PSPBrick」に関する情報を公開した。
Symantecによると、このトロイの木馬は「EXPLOIT 2G PSP Team V1.RAR」という名称のアーカイブファイルとして届く。このアーカイブに含まれる「h.bin」というファイルはUSBデバイスのルートに、「overflow.tif」というファイルは/PSP/PHOTO/のフォルダに保存されるようになっている。
Trojan.PSPBrickが実行されると、PSPを再起動するために必要なシステムファイル4本を削除してしまい、「Your 2.0[REMOVED]oot」などのメッセージが表示される。
Symantecの危険度評価は被害状況が「低」、ダメージ「高」、感染力「低」となっている。
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