AMD、対Intel訴訟でPCメーカーに書類提出を要求

AMDはPCおよびサーバ業界の数十社に対し、Intelプロセッサ購入に関連した書類を提出するよう求めた。(IDG)

» 2005年10月07日 15時48分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米AMDはIntelを相手取って起こした訴訟キャンペーンの一環として、PCおよびサーバ業界の数十社に対し、マイクロプロセッサ購入に関連した書類を提出するよう求めた。AMD広報担当者が10月6日、明らかにした。

 AMDは6月末に、Intelに対して独禁法訴訟を起こし、Intelがプロセッサ事業における影響力を利用して、DellやGatewayなどの主要企業にAMDプロセッサを採用させないようにしたと申し立てた。その後間もなく、AMDはPC・サーバベンダー30社に、ここ数年のIntelプロセッサ購入に関する全文書を保持するよう求める召喚状を送った。

 現在、同社は膨大になるであろう情報を調べ始められるよう、これら企業に文書提出を要求していると広報担当のマイケル・シルバーマン氏。

 召喚状を受け取ったベンダーは、30日以内に回答しなくてはならない。今回の召喚状は、デラウェアの米連邦地裁に提出されたという。

 AMDは、IntelがAMDとの取引を制限すると約束したPC・サーバベンダーに、プロセッサ購入に対するリベートを提供したと主張している。IntelはAMDの申し立てを否定し、AMDが市場シェアの獲得に失敗したのは、IntelではなくAMD自身のせいだと反論した。AMDは、来年末までに陪審審理を始めたい考えだ。

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