電子メールによるセキュリティ事故の原因を究明――CTCがフォレンジックシステムを提供

CTCは、電子メールを対象とした監査証跡ソリューションの提供を開始した。今後、情報システムインフラ全体をカバーするフォレンジックソリューションへ拡充していく。

» 2005年10月13日 18時56分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は10月13日、アクセスログや通信記録などを収集・保管し、情報セキュリティ事故が発生した際の原因究明を支援する「フォレンジクス・ソリューション」を提供すると発表した。第一弾として、電子メールを対象とした監査証跡ソリューションの提供を同日から始めた。

 「メール・フォレンジクス・ソリューション」では、機密情報や個人情報の漏えい経路の1つとなっている電子メールの監視体制を強化する。電子メール用情報セキュリティ管理ソフト「GUARDIANWALL」を用いて、電子メールや添付ファイルなどの情報を管理し、効率的にストレージに振り分け、暗号化と改ざんを防止品ながら保存する。

 保管するデータは、暗号化アプライアンス「DECRU DataFort」を用いて暗号化を施し、Network Appliance(NetApp)のストレージに格納。「Snap Lock」機能を利用して、データの改ざん防ぐ。

 メール・フォレンジクス・ソリューションの価格は1500万円から。金融機関や製造業などを対象に販売する。今後、ベンダーパートナーと協力して、情報システムインフラ全体をカバーするフォレンジックソリューションへ拡充していく。

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