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» 2005年10月19日 21時40分 公開

業務に必要な情報を即座に発見――ウチダスペクトラムがエンタープライズサーチシステムを発表

ウチダスペクトラムは、社内外の情報を横断的に検索できるエンタープライズサーチシステム「SMART/InSight」を発表した。業務時間の30%以上を情報収集に費やしているオフィスワーカーの生産性向上を促す。

[堀哲也,ITmedia]

 「今の状況は検索エンジンなしにネット上を探索しているようなものだ」――ウチダスペクトラムは10月19日、社内外の情報を横断的に検索できるエンタープライズサーチシステム「SMART/InSight」を発表した。業務時間の30%以上を情報収集に費やしているといわれるオフィスワーカーの生産性向上を促す。

 SMART/InSightは、インターネットやイントラネット、ファイルサーバ、データベースなどに存在するさまざまな形式のファイルを区別なくインデックス化して、1つのユーザーインタフェースから一元的に検索できるシステム。検索エンジンには、ノルウェーのFAST Search & Transferの検索エンジン「FAST Data Search」を利用し、ユーザーインタフェースや管理機能、Webサービスなど他システムとの連携機能を付加して製品化した。既存のシステムを変更することなく導入ができ、ユーザーや部門単位でアクセス権を設定して、無制限に情報を収集できないような情報保護機能も備える。

SMART/InSight SMART/InSightのユーザーインタフェース

 同社が委託して行った米国企業に対するインタビュー調査によると、Webポータルは95%の企業が導入しており、うち35%が社内外すべてのコンテンツを一元的に検索できる環境を既に整えていたという。「これに比べて、日本での状況は遅れている。今後、エンタープライズサーチは日本でも必須のツールとして大きく成長するだろう」と町田潔社長は予測する。

 しかし、同社では「単に情報を探し出すだけでなく、それを活用にまで結び付けなければ意味がない」と考え、検索による既存情報の取得のほか、アラートによる必要情報の捕捉、そして取得した情報の属性を利用してドリルダウンで必要な情報を見つけ出せるようにした。また、グラフにより視覚的に分析できるような機能を搭載させ、「ビジネスインテリジェンスの補助ツールとしても活用できる」。

 発表会の席に同席したテックバイザージェイピーの栗原潔社長によると、エンタープライズサーチは「コンセプト自体は目新しいものではないが、やっとテクノロジが進化し、メタサーチ的な活用ができるようになった段階。実需が立ち上がってきた」と言う。

 価格は、100ユーザー/15万ドキュメントまでの利用で年額360万円から。コンテンツプロバイダー向けのプライシングモデルでの提供も行う。ウチダスペクトラムでは、まずは既存の顧客を中心に販売し、徐々に市場を拡大させていきたいとしている。

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