全従業員参加型人事給与システムを目指して日本製紙がPeopleSoft HCMを導入(2/2 ページ)

» 2005年10月24日 12時24分 公開
[ITmedia]
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導入効果は?

 実際の導入効果の1つは、 各従業員のスキル把握と人材育成が可能になったこと。コンピテンシー管理機能を駆使することにより、従業員のスキル把握とそれに基づいた人材育成システムを実現。各人のコンピテンシー情報をシステム上で管理し、フィードバックを返すことができるだけでなく、従業員は同システムにリンクされている研修システムから自身が履修すべき研修コースを選択することが可能という。

 また、人事業務の効率化も効果として挙げられる。従来は工場ごとの独自システムに給与管理を行っていたが、PeopleSoft HCMを導入したことにより、全社システム統合と給与計算業務の本社での集中管理が実現した。

 また、人事業務の多くをセルフサービス化したことによって、人事業務の効率化が促進し、従業員自らによる入力/閲覧が可能となり、全従業員参加型システムを実現したという。

 同社は現在、コンピテンシー情報や人材公募機能の活用拡大を検討している。また、将来的には、子会社、関連会社の給与計算事務代行を拡張して、シェアードサービス化することも視野に入れている。

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