IE7、HTTPSプロトコル変更でセキュリティ強化

IE7はβ2でHTTPSプロトコルのデフォルトをSSLv2からより強力なTLSv1に変更する。Microsoftはサイト運営者に対し、SSLv3かTLSv1が使えるよう対応してほしいと呼び掛けている。

» 2005年10月28日 08時09分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは次期ブラウザInternet Explorer(IE)7のβ2で、ネットショッピングなどに使われるHTTPS接続のセキュリティ強化を図る。公式ブログで明らかにした。

 HTTPSは暗号を使ってインターネットトラフィックを保護するもので、Secure Sockets Layer(SSL)またはTransport Layer Security(TLS)プロトコルが使われている。

 IE7ではデフォルトのHTTPSプロトコルを変更し、SSLv2は廃止してより強力なTLSv1プロトコルを採用する。IE6でもユーザーが手動でこの設定を行うことは可能だが、IE7ではSSLv3かTLSv1がデフォルトとなる。

 この変更によってユーザー側でIEの使い勝手に違いが出ることはないとブログでは説明。同社の調べによれば、SSLv2が必要なサイトは「ほんの一握り」しか残っていないという。サイトをSSLv3かTLSv1に対応させるのは簡単な設定を変えれば済むとして、ブログではサイト運営者に対し、現在SSLv2を使っている場合はSSLv3かTLSv1が使えるように設定を変更してほしいと呼び掛けている。

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