Internet Explorer(IE)7はWebを正しく印刷できるようにすることを目指している――IE開発者が同ブラウザの新機能について公式ブログで明らかにした。
Webページはたいてい印刷することを考えたデザインになっておらず、紙幅を超えてしまったり、わずか2行の著作権表示が2ページ目にはみ出してしまうといったことがよくある、とIE開発者はブログの中で述べている。IE 7ではWebを正しく印刷するため、ユーザーの手にさらなるコントロールを持たせることを目指しているという。
Microsoft開発者は、IE 7β1にはその最初のステップが幾つか含まれているとし、特に3つの印刷機能を挙げている。
またIE 7β1では標準サポート、特にCSS実装がほとんど進んでいないが、β2では改善される見込みだと開発者は述べている。これはセキュリティを最優先にしているためだという。その次の優先事項は、Web開発者が遭遇したバグを解決することだ。ただしIE開発者は、適切なWeb標準、特にCSS2(2.1)に完全に準拠したプラットフォームの構築を目指していると明言している。
さらにIE開発者は、このブログの中で幾つかの噂について回答している。「IE 7β1ではGoogleとYahoo!のツールバーが消える」との噂に対しては、β1でも正式版でもIE 7はこれらツールバーに対応すると答えている。Yahoo!やGoogleなどと協力して行った社内テストでは、各社のソリューションはIE 7と連係したという。一部ではIE 7とツールバーに関して問題が生じる可能性があるが、それは意図したものではなく、正式リリース前に解決したいと開発者は主張している。
「MSNがデフォルトの(そして唯一の)検索エンジンに設定される」との噂も開発者は否定し、検索ボックスのドロップダウンリストではAOL、Ask Jeeves、Google、MSN、Yahoo!の5つの検索エンジンから選択できると答えている。クリーンインストールの場合はMSNがデフォルトになるが、アップグレードの場合はユーザーの既存の設定がデフォルトになる。
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