コマンドラインインタフェースやLinux版クライアントも、「SoftEther VPN 2.0」最終候補版公開

ソフトイーサは、VPNソフトの新バージョン「SoftEther VPN 2.0」の正式リリースに向けた最終候補版「SoftEther VPN 2.0 Release Candidate 2(RC2)」を公開した。

» 2005年11月07日 19時41分 公開
[ITmedia]

 ソフトイーサは11月7日、仮想ネットワーク構築ソフトの新バージョン「SoftEther VPN 2.0」の正式リリースに向けた最終候補版「SoftEther VPN 2.0 Release Candidate 2(RC2)」を公開した。

 SoftEther VPN 2.0は、バージョン1.0に比べVPNパフォーマンスの高速化やユーザー認証の強化、対応プラットフォームの拡大など多くの機能強化が施される形で開発が進められてきた。最終候補となるRC2でも、バグフィックスが施されただけでなく、いくつかの新機能が加えられている。

 具体的には、Linux版のクライアントソフト「SoftEther VPN Client 2.0」が追加されたほか、コマンドラインインタフェースとして「vpncmdユーティリティ」が搭載された。これにより、Windows上でGUIツールを用いる場合に比べ、大量の端末に対するバッチ処理を容易に行えるようになった。また、VPNセッションの通信速度を測定する「通信スループット測定機能」が加わったほか、クラスタコントローラ/クラスタメンバの負荷を把握できるパラメータも追加されている。

 SoftEther VPN 2.0 RC2はソフトイーサのWebサイトよりダウンロード可能だ。同社では今後の約1カ月、フィードバックを元に品質向上を図り、11月30日に正式リリースする予定だ。

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