Solaris 10でオープンソースDB「PostgresSQL」をサポート

SunはオープンソースデータベースのPostgresSQLをSolaris 10に統合し、全世界で24時間体制のサポートを無休で提供する。

» 2005年11月18日 11時10分 公開
[ITmedia]

 米Sun Microsystemsは11月17日、Solaris 10採用促進に向け、オープンソースデータベース「PostgresSQL」を同OSとともに配布し、サポートすると発表した。

 SunはPostgresSQLをSolaris 10に統合し、オープンソースデータベースを社内で開発あるいは導入したいという顧客向けに全世界で24時間体制のサポートを無休で提供するとしている。予測的セルフヒーリング、Solarisコンテナ、ダイナミック・トレーシング(DTrace)などのSolaris 10の高度な技術を活用するため、PostgresSQLコミュニティーと協力したとSunは発表文で述べている。

 また同社はこの日、Solaris 10を仮想化環境で走らせるデモを行った。同社は、1台のハードで複数のOSを走らせるオープンソースの仮想化技術プロジェクト「Xen」に積極的に参加してきた。今回のデモはその成果と言える。同社はデモの中で、最近発表したSun N1 System Managerを使い、Opteronサーバ上のXenの仮想化環境でXenと複数のOSのプロビジョニングを行った。

 Sunは今月からSolaris 10向けPostgresSQLを配布し、2006年前半にはPostgresSQLをSolaris 10に統合する計画だという。Solaris 10向けのXenサポートは、12月にOpenSolarisコミュニティーにリリースされる。

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