Windowsベースのシステム提案/構築でデルとNTTデータが提携

デルとNTTデータは、Windows系システムの提案支援、構築に関して提携を結んだ。

» 2005年11月29日 13時06分 公開
[ITmedia]

 デルは11月29日、同社のIAサーバ「PowerEdge」をベースにしたWindows系システムの提案支援、構築に関してNTTデータと提携を結んだ。

 NTTデータは、インテル、マイクロソフトおよびビジネス・インフィニティとともに、Windowsベースのシステム案件について提案書作成支援や概算費用積算、プロダクト選定やライセンス算出といったサポートを行う「Windows-SI提案支援デスク」を社内に設置し、同社の営業/開発担当者を支援してきた。

 今回の提携に基づきデルは、Windows SI提案支援デスクに対し、ソリューション提案ツールの作成や提案システムの事前共同検証、技術動向/構築事例の紹介といった各種支援を行う。

 これにより、NTTデータが提供するシステムインテグレーションサービスの中に、PowerEdgeやネットワークスイッチ製品の「PowerConnect」シリーズ、ストレージ製品の「PowerVault」シリーズといったデルの製品群、さらにはデル・プロフェッショナル・サービス事業部によるシステム構築サービスを組み合わせ、よりコストパフォーマンスの高い提案を実現していくという。

 NTTデータでは、従来から得意としてきた大規模システムだけでなく、周辺システムも含めた基幹系システム全体や中堅システムへのビジネス拡大を、一方デルはNTTデータを通じて大規模基幹系システムへの浸透を狙う。両社は今回の合意を踏まえ、引き続きWindows系システムの拡大に向けて協業を検討していく方針。

 なおデルは併せて、同社の技術検証施設「デル・テクノロジー・ソリューション・センター」を拡張したことも発表した。検証環境スペースを従来の約2.5倍に広げたほか、マイクロソフトやOracle、SAP、ストレージ、HPCC(ハイパフォーマンス・コンピューティング・クラスタ)など、主要なアプリケーション/システムごとのエリアを設け、目的語との技術検証を行える環境を用意した。

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