富士通SSLは、ISMS情報セキュリティ対策の新しい標準として発行された「ISO27001」への移行を目指す企業向けに、セミナーなどの支援策を提供する。
富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は12月26日、ISMS情報セキュリティ対策の新しい標準として発行された「ISO27001」への移行を目指す企業向けに、支援策を提供することを発表した。
ISO27000シリーズは、英国のセキュリティ標準である「BS7799」や日本の情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)など、情報セキュリティ管理のための認証基準をISO化したもの。このうちISO27001は、ISMS基準 Ver.2.0/BS7799 パート2を継承したものだ。内部監査やISMSの改善といった項目が加わり、いわゆるPDCAサイクルの中でも「Check」や「Act」に該当する項目が強化されている。
富士通SSLでは以前よりBS7799/ISMS認証取得コンサルティングを提供してきたが、ISO27000シリーズの発行を踏まえ、「ISO27001移行パック」を提供する。
すでにISMS認証を取得した顧客を対象としたもので、移行手順やリスク分析に必要なノウハウを提供する「ISO27001移行セミナー」と「ISO27001リスク分析セミナー」を提供するほか、ISO27001に対応したリスク分析ツール「RACONTIS」をキャンペーン価格で提供する。一連のキャンペーンは2006年1月から3月31日まで実施され、富士通SSLでは120社への販売を見込む。
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