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» 2006年01月13日 10時15分 公開

丸山満彦の「内部統制」講座:重要度に応じて3つに区分できる内部統制の不備

SOX法の内部統制監査において、重要な欠陥があれば不適正意見となる。内部統制上の不備に関する概念を整理しておこう。

[丸山満彦,N+I NETWORK Guide]

 サーベンス・オクスリー法(SOX法)の内部統制の監査において、重要な欠陥があれば不適正意見ということになる。この内部統制上の不備に関する概念を整理しておく。

 公開企業会計監督委員会(Public Company Accounting Oversight Board:PCAOB)が公表した監査基準書第2号「財務諸表監査に関連して実施される財務報告の内部統制の監査」(以下、監査基準書第2号)によると内部統制上の問題は、その重要度に応じて次の3つに区分される。

  • 統制上の不備
  • 重要な不備
  • 重要な欠陥

 このうち、重要な欠陥については経営者評価報告書および独立監査人の監査報告書において開示し、かつ内部統制は決算日時点において有効に機能していなかった旨を表明しなければならない。

 ここで、重要な欠陥とは、監査基準書第2号によれば、内部統制が財務諸表上の重要な記載誤りを防止または発見できない可能性が少なからず存在する状況をいう。これは、必ずしも特定の内部統制が機能していない場合だけでなく、複数の内部統制上の不備があいまって全体として財務諸表上の重要な記載誤りを防止または発見できない可能性がある場合も含まれる。

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