BIGLOBE、企業向けの「検疫ネットワークサービス」を開始

NECは、「BIGLOBE」の企業向けセキュリティサービスの1メニューとして「BIGLOBE検疫ネットワークサービス」を開始した。

» 2006年01月17日 17時56分 公開
[ITmedia]

 NECは、インターネットサービス「BIGLOBE」の企業向けセキュリティサービスに「BIGLOBE検疫ネットワークサービス」を追加し、1月17日より提供を開始した。

 検疫ネットワークは、企業の社内ネットワークに接続しようとするPCのパッチ適用状況やウイルス対策ソフトの更新状況などをチェックし、企業が定めたセキュリティポリシーに合致しない限り接続を許可させない仕組みだ。脆弱な端末が社内に入り込むのを水際でブロックすることにより、内部でのワームまん延を防ぐ。

 BIGLOBE検疫ネットワークサービスでは、この仕組みをサービスとして提供する。BIGLOBEデータセンターからネットワーク越しに、端末がセキュリティポリシーを満たしているかどうかを検査し、その結果に応じて「隔離」「検査」や「アクセス許可」といったアクセス制御を実施する。

 特徴は、Cisco Systemsが提唱する「NAC」(Network Admission Control)に対応していること。802.1x認証との連携も可能なほか、固定IP、DHCPの両方に対応しているため、IPアドレス体系の変更は不要という。

 また、NECのセキュリティ管理システム「CapsSuite」と連携することにより、資産管理/セキュリティ対策状況の管理を行えるほか、「CSA」(Cisco Security Agent)を組み合わせて端末のセキュリティ対策を強化することも可能だ。

 料金は、監視対象PCが1000台の場合で初期費用が125万円から、月額料金は15万円から。コンサルティングやシステムインテグレーション費用は別途となる。

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