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» 2006年01月18日 20時57分 公開

「セキュリティやVoIPといった得意技術を生かす」とエクストリーム

エクストリーム ネットワークスは1月18日、2006年の戦略説明会を開催し、セキュリティやVoIPといった分野にフォーカスしていく方針を示した。

[高橋睦美,ITmedia]

 「セキュリティやVoIPといったわれわれの技術を生かすことのできるマーケットにフォーカスしていきたい」――エクストリーム ネットワークスの代表取締役社長、井戸直樹氏は、1月18日に行った説明会において、2006年の戦略をこのように語った。

 エクストリームでは、データと音声通話、ストリーミングなどのエンターテイメントコンテンツを1つのネットワークで統合する「オープン・コンバージェンスド・ネットワーク」というモデルを提唱してきた。その実現に向け、レイヤ3スイッチというハードウェアだけでなく、新たに一から開発したモジュール型OS「ExtremeXOS」を中核として、その上でのソリューション展開に力を入れていく計画だ。

井戸氏 エクストリームネットワークスの代表取締役社長、井戸直樹氏

 背景には、ポート単価の下落に伴い、ただ帯域を売るだけでは儲からないという市場の現実がある。井戸氏は、2006年は景気回復に伴ってIT投資が増え、PBXなど機器の入れ替え需要も高まるという見通しを示しながらも、単なる価格競争には巻き込まれたくないとも述べ、VoIPやセキュリティといった付加価値に注力していくとした。

 ここで重要な役割を果たすのがExtremeXOSだという。ExtremeXOSは従来のExtremeWareとは異なり、モジュール型のアーキテクチャを採用している。これは可用性を高めるとともに、ニーズに応じてさまざまなアプリケーションやサービスに対応、拡張できるというメリットをもたらす。

 ExtremeXOSを活用する例が、同じくネットワーク機器ベンダーであるAvayaとの提携に基づく機器の連携だ。XMLベースのインタフェースを通じて、ディレクトリサービス経由でIP電話などのデバイス情報を収集し、「どのくらいの電力が必要か」といった情報に基づいてきめ細かく制御を行えるようにする。

 「接続されたのはIP電話かそれともWebカメラなのかを判断し、それぞれに適したポリシーやセキュリティ設定、QoSをスイッチ側で判断して適用する」(同氏)。

 セキュリティ面では、Clear-Flow技術を組み合わせることでウイルスの感染活動を自動的に検出し、ネットワークの運用を維持しながらリアルタイムに脅威を封じ込める仕組みが提供できるとした。「シグネチャに頼るという従来の方式ではなく、ネットワーク全体の挙動を見ながらアクションを取っていくという独自のアイデアに基づいて取り組んでいく」(井戸氏)。

 エクストリームはさらなるソリューション強化に向け、パートナー各社との連携を強化していく方針だ。セキュリティ分野に関しては、既にNTTデータ先端技術や東京エレクトロンなどと提携を結んでいるが、それ以外に音声やワイヤレス、スリーミングといった分野でもソリューションアライアンスを拡大。併せて、代理店各社の強みを生かせるような形でチャネル販売網の整備、強化も進めるという。

 同時に通信事業者向けには、事業者からの細かなニーズに対応できるようパートナーシップを強化するとともに、拡張性を強化した新たなメトロイーサネット技術を投入していく計画という。

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