NTT Com、IP-VPNにヤマハルータのレンタル提供を組み合わせたパッケージメニュー

NTTコミュニケーションズは、ヤマハのVPNルータ「RTX1100」のレンタル提供を含んだIP-VPNサービスのパッケージメニュー「IP-VPN ヤマハパック」の提供を開始した。

» 2006年01月25日 14時22分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは1月25日より、IP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」に、ヤマハのVPNルータ「RTX1100」のレンタル提供を含んだパッケージメニュー「IP-VPN ヤマハパック」を追加し、サービス提供を開始した。

 Arcstar IP-VPNでは、IP-VPN接続を提供する基本サービスに加え、企業拠点側に設置するルータのレンタル提供を組み合わせたオプションサービス「レンタルCEシリーズ」を用意している。インストールから設置、保守までをサポートするため、容易に導入、運用できるほか、請求書の一本化、保守/運用窓口の一元化により手間を省ける点が特徴だ。これまでシスコシステムズのルータや日立コミュニケーションテクノロジーの「イーサコンバータ」を対象としたパッケージが提供されてきた。

 新サービスでは、ヤマハ製のイーサアクセスVPNルータ、RTX1100がレンタル提供される。企業拠点向けのVPNルータで、ハードウェア処理の採用により、IPSec VPNで最大120Kbspのスループットを実現するほか、独自のQoS技術「Dynamic Traffic Control」により、VoIPなどリアルタイム性の高い通信を優先的に処理できる。

 RTX1100の特徴の1つがバックアップ機能だが、IP-VPN ヤマハパックでは、廉価なブロードバンドVPNサービス「Group-VPN」を用いたバックアップメニューを用意する。ISDN回線ではなくブロードバンド回線を用いるため、万一回線が切り替わった際に帯域不足に陥る恐れはない。

 IP-VPN ヤマハパックが利用できるアクセス回線は、Arcstar IP-VPNのイーサタイプ、ATMタイプ、メガデータネッツタイプ、局内接続型(イーサネットタイプ)で、回線速度は0.5Mbpsから10Mbps。利用料金は保守体制によって異なり、最も安価なセンドバック保守の場合、RTX1100(Etherタイプ)は月額6300円、RTX1100(ATMタイプ)は1万500円。またバックアップオプション機能は月額525円で、別途Arcstar IP-VPNおよびGroup-VPNの回線費用が必要となる。

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