Active Directoryを本格的に実装した次期Sambaのテクノロジープレビューが公開された。
オープンソースのファイル/プリンタ共有サーバ「Samba」の次期バージョンのテクノロジープレビューである「Samba 4.0.0 TP1」が1月24日に公開された。
SambaはSMB/CIFSを実装したオープンソースのファイル共有/印刷サーバとして、広く人気を集めている。
Sambaバージョン4.0では本格的にActive Directoryがサポートされる。リリースノートによると、「Windows 2000移行のクライアントのドメイン参加やドメインログオンといった処理を完全にコントロールできる」といい、これが最大の注目点だという。
またドメインコントローラには、従来のCIFSに加え、LDAPサーバおよびKerberos Key Distribution Center(KDC)が実装された。さらに、Webベースの管理インタフェース「SWAT」の統合、仮想ファイルシステム(VFS)の改良によるWindowsクライアントとの動作互換性向上といった機能が追加されている。
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