WAN高速化製品拡販で日商エレとパケッティアが提携、アジア地域がターゲット

日商エレクトロニクスとパケッティアジャパンは、アジア拠点でのWAN通信高速化製品「SkyX」の販売・保守のワンストップ化で業務提携したことを発表した。

» 2006年02月03日 12時52分 公開
[ITmedia]

 日商エレクトロニクスとパケッティアジャパンは、アジア地域でのWAN通信高速化の市場開拓で業務提携したことを発表した。

 具体的には、WAN通信高速化装置「SkyX」の販売、導入支援、保守を目的とした、グローバル企業へのワンストップサービスの提供で両社が協力する。WAN通信を高速化するニーズの多い、アジアパシフィック地域に海外拠点を持つ日本企業を中心に、海外での現地調達やサポート調整でのコスト削減を図るという。

 「SkyX」は、TCPで発生する遅延、輻輳や再送の問題を解決するXTP(Xpress Trasport Protocol)と呼ばれるリアルタイム通信プロトコルによりTCP通信を最適化する製品。アプライアンス「SkyX Gateway」「SkyX Server」やクライアントソフト「SkyX Client」が連係することでWAN通信の高速化を実現する。パケッティアでは、SkyXによって、WAN通信が10倍高速化し、通常10%以下と言われる帯域の利用率を90%以上に向上できるとしている。日商エレクトロニクスでは2005年6月より同製品を国内で販売している。

 両社は提携により、2006年度にアジア地域全体で5億円の販売額を見込む。

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