Fsas、個人情報の「棚卸し」サービスを開始

富士通サポート&サービスは、Klabセキュリティの個人情報洗い出しツール「P-Pointer」を用いた「個人情報探査サービス」の提供を開始した。

» 2006年02月06日 15時57分 公開
[ITmedia]

 富士通サポート&サービス(Fsas)は2月6日、Klabセキュリティと提携を結び、同社の個人情報洗い出しツール「P-Pointer」を共同で販売することを明らかにした。Fsasの情報漏えい対策ソリューション「インフォロック・パワーアップソリューション」のオプションとなる「個人情報探査サービス」という形で提供していく。

 P-Pointerは、企業内のクライアントPCをスキャンし、名前や住所、メールアドレスといった個人情報が含まれている可能性の高いファイルを抜き出すツール。通常のテキストファイルやHTMLファイル、Microsoft OfficeやPDF形式のファイルに加え、圧縮ファイルなどの探索も可能な点が特徴だ。

 FsasではP-Pointerを用いて、社内のどこに、どんな個人情報がどのくらいあるのかを棚卸しするサービスとして、個人情報探査サービスを提供する。P-Pointerを顧客ネットワークに設置してPC内の個人情報を探査し、その結果をFsasのエンジニアが分析してレポートするもので、手作業で洗い出しを行う場合に比べ、少ない手間で効率的に「個人情報管理台帳」を作成できる点がメリットだ。

 個人情報探査サービスの参考価格は100クライアントの場合で38万4300円。Fsasでは初年度1億円の売り上げを目指す。

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