広域ファイルサービス本格化へブロケード、NTT Com、MSが共同検証

広域ファイルサービス(Wide Area File Service)による企業のデータ統合化を促進させるべく、実証検証を3社協同で行う。

» 2006年02月08日 11時39分 公開
[ITmedia]

 ブロケードコミュニケーションズシステムズは8日、広域ファイルサービス(Wide Area File Service)統合ソリューションの提供を目的とした3社協同検証の発表を行った。

 マイクロソフトとNTTコミュニケーションズが加わり、2月末までに検証を行う。背景には、現在、企業における重要データの保護、コンプライアンス(法令遵守)、TCO削減の観点から、各支店や営業所などに分散保存されるデータを統合する傾向にある。しかし、一個所へ統合しただけではデータ遅延、パフォーマンス低下によって使い勝手が低下してしまう傾向にある。

 このような問題を払拭するために今検証では、NTTコミュニケーションズの施設を統合拠点として、ブロケードのWAFS製品「Tapestry WAFS」、そしてマイクロソフトの「Microsoft Windows Storage Server 2003」を分散拠点に配備、この環境で拠点間帯域、拠点間距離、各種ファイルサイズによる多様な環境に対して実測値収集を行っていくという。

 また、この検証結果は、ブロケードサイト上に掲載予定だという。

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