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» 2006年02月09日 21時20分 公開

1ペタバイト対応DMXから仮想化製品まで――新製品ラッシュのEMC

EMCジャパンは、1ペタバイト対応「Symmetrix DMX-3」やストレージ仮想化製品などを発表。ストレージの物理統合と論理統合によるILMを実現するハイパーコンソリデーションを推進する。

[堀哲也,ITmedia]

 ソフトウェア/サービス事業の強化や中堅企業への販売強化などが奏功し、10期連続の売り上げ2桁成長と波に乗るEMC。EMCジャパンのエドワード・ナイハイゼル社長は2月9日、記者会見を行い、「日本はナンバー1の投資プライオリティとなっている」とアピール。2006年度は日本国内の大幅人員増や日本市場向けソリューション開発など、積極的な投資で、市場の成長率を上回る14%の成長を目指す。

ナイハイゼル社長 EMCジャパンのエドワード・ナイハイゼル社長

 「近年、買収で得た技術を新製品として投入していく年になる」とし、同日、最新ハイエンドストレージアレイ「Symmetrix DMX-3」拡張版やストレージ仮想化製品となる「EMC Invista」(Invista)および「EMC Rainfinity Global File Virtualization」(Rainfinity)などを発表した。

新製品はストレージの物理統合と論理統合を推進

 DMX-3拡張版は、11個の筐体を連結し、最大2400ディスク・ドライブを搭載する容量拡張を行ったハイエンドストレージ。最大で1ペタバイトという大規模容量を単一のストレージアレイでサポートできる。一方で、これまで最小構成192ドライブだった点も、96ドライブへと引き下げ、初期導入に掛かるコストの軽減を図った。

 また、新たに従来のディスクドライブと比較して回転数を落とした500Gバイトのローコスト・ファイバチャネル・ディスクドライブ(LC-FC)に対応。ギガビットイーサネットをネイティブサポートすることで、外部デバイスの追加なくリモートリプリケーションなどイーサネット経由のデータコピーを行えるようにした。

 同社では、DMX-3にあらゆるデータを統合できる拡張性を持たせることで、ストレージの物理的な統合を可能にする。

 一方、InvistaおよびRainfinityは、仮想化機能によるストレージの論理的な統合を可能にする製品。Invistaは、マルチベンダーで構成されたSAN環境を単一の仮想ボリュームとしてプール化、サービスを継続したままのデータ移行やマルチベンダーのストレージの一元管理を可能にする。アウト・オブ・バンドのアーキテクチャーによりアプリケーションのパフォーマンスに影響することなく仮想化の機能を利用できるという。

 Rainfinityはグローバル・ネームスペース管理機能を搭載し、IPネットワークに散在するマルチベンダーのNASのファイルシステムの統合ビューを提供する製品。これにより、ファイルサーバ全体の使用率を最適化し、TCO(総所有コスト)を削減できる。

 価格は、DMX-3が7Tバイト構成で1億1204万5500円から、Invistaが2556万7500円から、Rainfinityが936万7050円から。

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