Oracle、オープンソースデータベースのSleepycatを買収

オープンソース企業数社の買収交渉を進めていると報じられていたOracleが、Berkeley DBで知られるSleepycat Softwareの買収を発表した。

» 2006年02月15日 08時12分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは2月14日、オープンソースソフトを手掛けるSleepycat Softwareの買収を発表した。買収金額は非公開。

 Sleepycatの「Berkeley DB」は、世界で推定2億件以上導入されているオープンソースデータベース。LinuxやBSD UNIX、Apache Webサーバといった主要オープンソースプロジェクトにも組み込まれている。

 Oracleでは、携帯機器向けの「Oracle Lite」や高性能インメモリデータベースアプリケーション用の「Oracle TimesTen」などで構成される組み込みデータベース製品ラインに、Berkeley DBを追加する。

 Oracleは「Sleepycatの製品では、コストを抑えながら高速で信頼できるデータベースを組み込む必要がある顧客向けにエンタープライズクラスのサポートを提供しており、Oracleのデータベース製品の強化につながる」(データベースサーバ技術担当上級副社長アンドリュー・メンデルソン氏)と説明している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ