General Interface 3.1は、HTTP/S GETおよびPOSTオペレーション、標準的なXML & XSD、SOAP、WSDL通信に対応したドラッグ&ドロップ式のより高速なビジュアルオーサリングツールが目玉で、スクリプト作成時間を大幅に削減するとハックマン氏は語る。
また、プラグイン、ActiveXコントロール、Javaアプレットなどの追加ソフトをブラウザにインストールしなければならないほとんどのWeb開発ツールとは違って、TIBCO General Interfaceは既存のブラウザ機能と連係し、ユーザーはURLからすぐにフル機能のアプリケーションを入手できるという。
この製品は、なじみのあるAPI、ビジュアルオーサリングツール、ステップスルーデバッグ、拡張可能で再利用できるコンポーネントを使うことで開発時間を短縮し、コストを削減するとハックマン氏。
「当社の新しい価格体系とライセンスモデルは、開発者コミュニティーの隅々にまで、企業にとっての実証済みのGeneral Interfaceのメリットをもたらす」とTIBCOのワールドワイドマーケティング担当上級副社長ラム・メノン氏は語る。
「われわれは、この差別化された戦略により、今日提供されている中で最も成熟したツールの1つを使ってリッチインターネットアプリケーションの開発、テスト、導入を行う最善のアプローチを選べる柔軟性が個人と組織に提供されると確信している」(同氏)
ハックマン氏によると、TIBCO General Interface 3.1 Professional Editionは公共利用の場合は無料だが、少人数のユーザー向けに公共利用目的でない実装を提供する場合は499ドルからという。
Oracleも、AJAXをサポートする技術を提供するベンダーだ。14日にリリースされた「Oracle JDeveloper 10g Release 3」はAJAXをネイティブサポートし、ユーザーのブラウザ体験をシンプル化し、インターネットナビゲーションを強化するインタラクティブWebアプリケーションの開発を支援する。
またZapatecは7日に、「Zapatec AJAX Suite」をリリースした。
Zapatec Suiteは、幾つものコンポーネントを備えている。フォーム処理ウィジェットはクライアント側での検証とエラー訂正を提供する。グリッドウィジェットは表形式のデータのソート、フィルタリング、ページングを行う。ウィンドウズウィジェットはWebページにデスクトップスタイルのウィンドウとダイアログボックスを提供する。メニューウィジェットは垂直、水平、ドロップダウン、コンテキストメニューを提供する。カレンダーウィジェットはデートピッカーとタイムピッカーを、ツリーウィジェットはカスタマイズ可能な階層表示を提供する。
「IBM、Sun、Microsoftなど複数の企業がAJAXソリューションの提供計画を発表しているが、Zapatec AJAX Suiteとそのコンポーネントは既に提供され、実際に顧客に採用されている」とZapatecのドロール・マタロン社長は発表文でこう述べている。
「当社のAJAXコンポーネントは機能豊富だが導入が簡単だ。当社は、開発者がZapatec AJAXフォームやグリッドを数日、数週間ではなくわずか2〜3時間でアプリケーションに組み込むことでWebアプリケーションを次のレベルに引き上げるのを支援している」(同氏)
Zapatec AJAX Suiteは既に提供開始されている。
この製品はIE 5.0以上、Mozilla 1.2以上、Opera 8.0以上、Firefox 1.0以上、Safari 1.2以上を含む最近のブラウザすべてに対応する。商用版は399ドルからで、Liteバージョンは無料だ。
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