RSA、アプリケーション開発時のセキュリティ実装を支援するミドルウェア

RSAセキュリティは、アプリケーション開発時に暗号化や認証といったセキュリティ機能を実装するためのミドルウェア「RSA BSAFE Data Security Manager」を発表した。

» 2006年03月16日 18時02分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティは3月16日、独自に開発する業務アプリケーションに、暗号化や認証といったセキュリティ機能を実装するためのミドルウェア、「RSA BSAFE Data Security Manager」を発表した。

 RSA BSAFE Data Security Managerは、専門の知識がなくとも、短期間でセキュリティ機能の設計、実装を行えるようにするソフトウェア開発者向けのミドルウェア。まず、企業の業務要件や法規制準拠の要件、情報の保護要件に基づいてセキュリティポリシーを作成し、それをベースに暗号化や認証、電子署名や検証といったセキュリティ機能を設計し、カスタムアプリケーションへの実装を支援する。

 製品は、セキュリティポリシーファイルの作成や各機能とのマッピングといった作業を行う「セキュリティ・ポリシー・マネージャ」と、暗号/復号化処理、電子署名と検証、証明書の処理など、さまざまなセキュリティ機能のAPIを提供する「セキュリティ保護エンジン」(ライブラリ)から構成されている。開発時からセキュリティ機能を組み入れることで、本番稼動後の変更や実装し忘れに起因する不具合などを未然に防ぐことができる。

 一貫したルールの下でさまざまなセキュリティ機能を実装できるほか、セキュリティポリシーに変更が生じた場合も、アプリケーションそのものを再設計することなくセキュリティ機能を変更できることが特徴だ。

 RSA BSAFE Data Security Managerの価格は、社内システム向けのスターターキットが350万円から。セキュリティ機能を実装しつつ、アプリケーション開発プロセスの合理化、コスト削減を図れるツールとして、3月20日より販売を開始する。

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