Crayでは複数のプロセッシング技術を単一のプラットフォームに組み込んだ「アダプティブスーパーコンピューティング」を開発する。
Crayは3月20日、複数のプロセッシング技術を単一のプラットフォームに組み込んだスーパーコンピュータを開発する計画を発表した。このような「アダプティブスーパーコンピューティング」システムにより、科学/工学的問題の解決を早め、プログラマーやエンドユーザーの生産性を高めることが可能になるとしている。
計画では向こう数年をかけて、標準的なマイクロプロセッサ、ベクター処理、マルチスレッディング、ハードウェアアクセラレータを組み合わせた高性能コンピューティング(HPC)プラットフォームを構築。OSはLinuxを採用する。
アダプティブスーパーコンピューティングのアプローチにより、ユーザーはHPCプラットフォームの選定に当たり、最も広範に使われているアプリケーションに偏らずに済み、アプリケーションを特定のプラットフォームで効率的に実行するために手間と時間のかかるプログラム変更を行う必要もなくなると説明している。
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