ターボリナックス、ゼンド・ジャパンを買収

ターボリナックスは、PHP関連のビジネスを展開するZend Technologiesと総販売代理店契約を締結するとともに、ゼンド・ジャパンの株式の90%をオープンソース・ジャパンから譲り受けることを明らかにした。

» 2006年04月03日 18時57分 公開
[ITmedia]

 ターボリナックスは4月3日、開発言語「PHP」関連のツールやサービス、教育プログラムを提供するイスラエルのZend Technologiesとの間で日本における同社全製品およびサービスの独占販売権、ならびに中国・インドにおける販売権のための契約に4月1日に調印したことを明らかにした。Zend Technologiesがアジアおよびインドの主要市場においてこういった販売権利を付与することは初めて。

 併せて日本においては、Zend製品の独占販売権を有するゼンド・ジャパンの株式を90%、オープンソース・ジャパンより譲り受ける基本合意書に3月30日に調印したことも明らかにされた。ゼンド・ジャパンの株式譲渡に関する基本契約は、Zend Technologiesと総販売代理店契約の調印がなされることを前提としていた。今回の発表により、ゼンド・ジャパンへの出資比率は、ターボリナックスが90%、オープンソース・ジャパンが10%となるが、製品は従来通りゼンド・ジャパンを通じて販売される。

 ターボリナックスでは、今後具体的な協議に入り、株式の取得条件や買収金額などを確定させていく予定だが、今回の買収でLAMPのスタックを拡充するとともに、人気の開発言語であるPHPの品質管理など上流を手掛けることで、国内外における存在感をアピールしていくことが予想される。

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