日本HP、新チップセット「HP sx2000」搭載のIntegrityサーバを投入

日本HPは、独自開発の新チップセット「HP sx2000」を初採用したItanium 2搭載「HP Integrity」サーバ3機種の販売・出荷を開始した。

» 2006年04月18日 19時12分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月18日、同社が独自開発した新チップセット「HP sx2000」を初採用した、Itanium 2搭載「HP Integrity」サーバ3機種の販売・出荷を開始した。

 新にラインアップされたのは、ハイエンドサーバ「HP Integrity Superdome」、ミッドレンジサーバ「HP Integrity rx7640/rx8640」の3機種。HP sx2000チップセットの採用により、従来の「HP sx1000」を搭載したSuperdomeに比較して、最大30%性能を向上させたという。

 HP sx2000は、現行のHP sx1000の後継となるハイエンドサーバ用チップセットの第3世代のモデル。データ転送を制御するクロスバーの帯域幅を約4.2倍に拡張し、システム内の各バンド幅の帯域を広げたほか、メモリ障害によるシステム停止を回避する「ダブルチップスペアリング」機能、バスの3重化によりクロスバーの強化、システムクロックの2重化などにより、耐障害機能を大幅に強化するなどしたのが特徴。

 現行のItanium 2に加えて、今後提供予定のデュアルコア版Itanium 2(開発コードネーム:Montecito、Montvale)やPA-RISCプロセッサのPA-8900(Superdomeのみ)に対応予定という。

 今回新たに販売されたHP Integrity Superdomeは、CPUにItanium 2(1.6GHz/9Mバイトキャッシュ)最大64基、メモリ1024Gバイトを搭載する。HP Integrity rx8640/rx7640は、それぞれItanium2(1.6GHz/6Mバイトキャッシュ)最大16基、最大8基を搭載し、それぞれメモリ128Gバイト、メモリ64Gバイトを搭載する。

 価格は、HP Integrity Superdomeが4341万7500円から。

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