IM標的の攻撃が増加

Postiniによると、4月の迷惑メールとウイルスの件数は横ばいだったが、ウイルス付きIMは前月比で25%増加した。

» 2006年05月04日 08時24分 公開
[ITmedia]

 企業のメッセージ管理を手掛けるPostiniは5月3日、4月のマルウェア動向を発表し、インスタントメッセージ(IM)を標的とした攻撃が増えていると報告した。

 Postiniが4月に処理したメッセージ220億通のうち、迷惑メールは185億通で、迷惑メールが占める割合は3月より1%減って84%となった。同社が遮断したウイルスの件数は2800万件で、3月から横ばい。MyTob@MMを筆頭に、Netsky、Mytob、Swen、Lovgateが上位を占めた。

 同社がフィルタにかけたIMは760万通となり、3月の650万通から15%の増加。全IMトラフィックに占めるウイルスIMの割合は0.1%と、電子メールの2〜3%に比べれば少ないが、0.025%だった3月と比べると25%増加した。

 すべてのIM/エンタープライズクライアントでMytobウイルスの亜種が見られたほか、トロイの木馬のIMFlood、JahuKit、ワームのAppflet、YahooSpy、Mpass、MSNFakeが遮断された。

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