ディバータ、CMSサービス「RCMS」を無料提供

ディバータは11日、CMSサイトを簡単に構築できる「RCMS」のβサービスを開始した。

» 2006年05月11日 14時38分 公開
[ITmedia]

 ディバータは5月11日、コンテンツをデータベース化して相互に関連付けることで、情報の整理されたWebサイトを簡単に構築できる「RCMS(リレーショナル・コンテンツ・マネージメント・システム)」のβサービスを開始した。

 ログイン型のサービスであり、利用形態ごとに3タイプが用意されている。使用容量が100Mバイトの「RCMS」ではすべて無料利用ができる。このほかに有料サービスとして、ファイル容量が500Mバイト/1Gバイトの「RCMS pro」、専用サーバでの個別構築などが行える「RCMS enterprise」も提供される。なお、今回リリースのβサービスは200サイト限定での提供。問い合わせページから必要事項を明記して申し込むと、1営業日以内に返信するとのことで、希望者が多数の場合は先着順となる。

 RCMSは、コンテンツのデータベース化とそれらを相互に関連付けることが特徴のCMSで、デザインとコンテンツの管理を完全に分離させている。このためデザイン変更が容易に行えるほか、SEO的な観点からも有利な作りになっているという。また、ページごとのアクセス権限の設定、コンテンツごとの更新権限の設定などといった機能も揃っており、イントラネットや会員制サイトの運営も可能という。

 リリース時には、コンテンツとして「ブログ」「カレンダー」「写真」「リンク」「RSSリーダー」「用語辞典」などが用意されているほか、コミュニケーションとして「掲示板」「コメント」「トラックバック」なども完備、インタラクティブ性の高いサイト構築を行うことができる。また、「スポーツ」と「ビジネス」という大まかな事例を用意しているため、コンテンツには「ラグビー試合」「アメフト試合」「サッカー試合」「野球試合」「大会」などの項目をあらかじめ用意しているのが特徴だ。もちろん、ビジネス用途などにも利用することも可能となっている。

 また、データベース化されたコンテンツは、今後提供予定のAPIなどを利用して、他サイトのコンテンツとの連動や配信なども行えるという。

 なお無料の「RCMS」では、サイト内に広告が表示されるほか、有料版で利用できる「メーリングリスト」「メールマガジン」「アンケート」「更新履歴」の機能は使用できない。「RCMS pro」の利用料金は、法人が初期費用3万円、月額1万円で利用容量が1Gバイト、法人以外が初期費用2万円、月額費用が5000円で利用容量が500Mバイトになる。「RCMS enterprise」は別途見積もりとなる。なお、RCMSからRCMS proへのプラン変更も可能。

 今後は、コンテンツの入力画面の作成をさらに進め、年内に100種類以上のコンテンツを扱う予定だという。

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