ナナオが、Oracle Collaboration Suite 10gで社内コミュニケーション基盤を刷新

インフォファームと日本オラクルはナナオがOracle Collaboration Suite 10gを活用して社内コミュニケーションの基盤を刷新したと発表した。

» 2006年05月16日 17時03分 公開
[ITmedia]

 インフォファームと日本オラクルは5月16日、液晶モニターを中心とした映像関連商品の開発、製造、販売を手掛けるナナオがOracle Collaboration Suite 10gを活用して、社内コミュニケーションの基盤を刷新し、5月から稼働を開始したと発表した。国内6、海外3拠点を結ぶインターネット会議システムを構築し、効率的な情報共有を実現しているという。

 ナナオは日本だけでなく、欧米でもビジネス展開しており、次々と登場する新製品の最新技術情報を修得するために、これまでは社内の営業社員や技術サポート社員を一同に集め、定期的にセミナーを開催していた。

 しかし、セミナーの開催には、遠隔地からの移動で業務時間や交通費を浪費すること、スケジュール調整が困難であることなどが課題となっていた。

 そこでナナオは、これらの課題を解決して効率的な情報共有を実現するために、Oracle Collaboration Suite 10gのリモート会議システムである「Oracle Real Time Collaboration」のインターネット会議機能「Oracle Web Conferencing」を採用した。拠点間における情報共有システムを構築できたという。

 新情報共有システムでは、遠隔地にいるセミナー受講者が各自のデスクにいながら、インターネットを介してセミナーに参加することができるという。Oracle Web Conferencingにより、受講者全員が講師のデスクトップ画面を共有して、説明を聞くことが可能になっている。さらに講師の説明を一方的に聞くだけでなく、受講者側からの質問も可能。リアルタイムな双方向のコミュニケーションを実現している。

 ナナオでは今後、国内外の拠点における約200名の営業社員、技術サポート社員を対象に、同システムによるセミナーを隔週1回程度開催する予定だ。さらに、同システムによるセミナー参加者を、代理店各社、一般ユーザーへも広げることを計画している。

 また、同システムの実際の導入を担当したのがインフォファームだ。導入開始から約3カ月という短期稼働が実現した。

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