WIDEと日商エレ、次世代データセンターの共同実証実験に着手

ユーティリティコンピューティングの実証実験にともない、Azul SystemsのインフラがWIDEプロジェクトに設置された。

» 2006年06月07日 10時30分 公開
[ITmedia]

 日商エレクトロニクスは6月7日、WIDEプロジェクトと進めている次世代データセンター構築と共同実証実験の開始について発表を行った。

 Azul Systemsの「Azulコンピュートアプライアンス」をインフラとして利用するものであり、WIDEプロジェクトの研究の元で今後さまざまな合同研究を行っていく。なお、日商エレクトロニクスは2006年3月、今回の実証実験に関連して、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスにAzulコンピュートアプライアンスを設置。同システムは、CPU・メモリ資源をネットワーク経由でオンデマンド供給可能なユーティリティーコンピューティングを可能とする。

 実証実験のテーマとしては今後、インターネット自動車ワーキンググループにおけるプローブ情報システムが挙げられており、インターネットを介して収集した交通情報や気象情報などの作成システムを構築し、運用における研究が予定されている。

 今回のプロジェクトが進められた背景として、インターネットを利用したアプリケーションサービスの急速な浸透があり、システムの効率的、そして安定運用が求められている世情があるという。また、さまざまなアプリケーションが利用のピーク時に耐えられるシステム構築が求められているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ