データの完全消去でテープ経由の情報漏洩防止、ユニテックス

ユニテックスは、磁気テープからデータを完全に消去し、情報漏洩を防ぐソフトウェア「TapeINIT&ERASE for Windows」の販売を開始する。

» 2006年06月14日 19時57分 公開
[ITmedia]

 ユニテックスは6月28日より、磁気テープからデータを完全に消去するソフトウェア「TapeINIT&ERASE for Windows」の販売を開始する。

 個人情報漏洩/流出の経路の1つに、バックアップなどに用いられたテープの紛失が挙げられる。TapeINIT&ERASE for Windowsは、テープ再利用時や廃棄時に以前のデータを完全に廃棄し、情報漏洩のリスクを抑えるためのツールだ。

 ランダムなデータの上書きなどによってPC上のデータや外付けHDDからデータを消去するツールも存在するが、TapeINIT&ERASE for Windowsはこれを磁気テープに対して実行する。ERASEコマンドの発行やランダムデータの上書きによりデータを消去し、再利用された磁気テープや愛器された磁気テープからの情報漏洩を防止する。

 TapeINIT&ERASE for WindowsはSDLT/DLTやLTO、ATI、DATのほか36/18 トラックCMT、オープンリールなどの媒体に対応している。同時に最大4台までのテープ装置で作業を行えるほか、オートローダやチェンジャー機構を備えたデバイスでも利用可能だ。

 ソフトウェア本体はWindows 2000/XP、Windows Server 2003で動作し、価格は40万円。ユニテックスでは自社の磁気テープ装置と組み合わせたシステムも販売していく。

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