ネクステックの連結子会社とアイオナがSOAで協業

PLMソリューションを提供するネクステックの連結子会社であるフォー・リンク・システムズと日本アイオナテクノロジーズは、組み込みシステム開発分野において、技術面、営業面で協業することに合意したことを明らかにした。

» 2006年06月26日 20時49分 公開
[ITmedia]

 PLMソリューションを提供するネクステックの連結子会社であるフォー・リンク・システムズと日本アイオナテクノロジーズは6月26日、組み込みシステム開発分野において、技術面、営業面で協業することに合意したことを明らかにした。

 協業では、フォー・リンク・システムズが持つ組み込みシステム技術と、アイオナが持つSOA(サービス指向アーキテクチャ)に関するノウハウを連携させることで、組み込みシステム上でSOAによるシステム構築を可能にする。さらに、相互のシナジー効果を狙った販売促進活動と技術交流を行い、両社製品の売り上げ拡大と新技術の開発を行うとしている。

 また、組み込みシステムに求められる機能はハードウェアの進歩とともに高度化し、システム開発における品質、納期、コストの管理が非常に困難になってきているという。一方、エンタープライズシステム開発においてはSOAの導入が進み、開発効率や生産性が高まってきている。

 協業によって発表される具体的なソリューションパッケージは、フォー・リンク・システムズが販売、サポートを手掛けている独SYSGOの組み込みLinux製品であるELinOS上で、日本アイオナが開発、販売している組み込み機器向けSOAソリューションを動作させることができる「ElinOS組込みSOA評価キット」だ。

 同キットを利用することで、いままでエンタープライズソフトウェア開発環境でしか利用できなかったSOA技術を、組み込みソフトウェア開発環境でも手軽に利用することができる。また、各種組み込み評価ボードにてオブジェクト(プログラム部品)間メッセージ交換を実現することが可能になる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ