モスフードサービスがNetezzaでDWHを構築

 日本ネティーザと電通国際情報サービス(ISID)は、モスフードサービスが日本ネティーザのNetezza Performance Server(NPS)の導入を決めたと発表した。

» 2006年06月28日 09時50分 公開
[ITmedia]

 日本ネティーザと電通国際情報サービス(ISID)は6月27日、モスフードサービスが日本ネティーザのNetezza Performance Server(NPS)の導入を決めたと発表した。

 NPSは、データベース(RDBMS)、サーバ、ストレージを統合した「データウェアハウス・アプライアンス」製品。ハードウェアとソフトウェアを一体化したことにより、従来のデータウェアハウス(DWH)システムに比べて10倍以上のパフォーマンスを実現したとしている。ISIDと日本ネティーザは2005年10月に提携を発表しており、日本企業にNPSを提供することを目指し、マーケティング活動を共同展開している。

 モスフードサービスは全国の1400以上の店舗から売り上げ明細データを集めて分析を行っている。NPSの導入により、店舗、地域、時間帯による売れ筋商品の傾向を把握し、商品の品質や顧客サービスをさらに強化する考えだ。

 導入によって期待されるビジネス面のメリットとして、分析レポートをリアルタイムで作成でき、商品開発、店舗計画、仕入れ計画などに対し迅速な意思決定を支援し、ビジネス価値を向上できることが挙げられた。また、現行システムでは限界があった「ジャーナル明細情報」を長期間蓄積し、かつ明細情報に基づくさまざまな切り口で高速かつ柔軟に分析することも視野に入れている。

 また、システム的な特徴として、NPSにおいてはデータベースの物理設計、インデックスによるチューニングが不要なため、ユーザー要件の変更、追加要求に対し、柔軟に対応できる。さらに、非定型分析を安定かつ高速に処理できるため、分析レポートをリアルタイムで作成できることなども挙げられる。

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