日立、セキュリティPCとASPを組み合わせたサービスを強化

日立製作所は、セキュリティPCとリモートアクセスサービスを組み合わせた「FLORA Se210 リモートアクセスパック」の機能を強化する。

» 2006年07月03日 20時15分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は7月3日、HDDを持たないセキュリティPCとリモートアクセスサービスを組み合わせた「FLORA Se210 リモートアクセスパック」の機能を強化し、7月7日より提供することを発表した。

 FLORA Se210 リモートアクセスパックは、HDDや光学ドライブなどを搭載しないセキュリティ対策PCに、認証や暗号化通信機能をASPサービスとして組み合わせて提供することにより、自宅や外出先でも安全に社内システムを利用できるようにするシステムだ。PCの紛失や盗難があっても情報漏洩のリスクがなくなるほか、ユーザー認証によって第三者のなりすましなどを防止する。認証/暗号化サーバをASPサービスとして提供することにより、情報システム部門を持たない企業でも手軽に導入できる点がメリットだ。

 今回の機能強化では、セキュリティPC本体の基本性能の向上を図り、ギガビットイーサネットなどに対応したモデルが加わった。合わせて、リモートアクセスサービスを強化し、リモートからオフィスの自席PCを起動できる「リモートパワーオン機能」、Outlook/Outlook Expressを起動しなくともWebブラウザ経由でメッセージの読み書きを行える「メッセージング機能」などのオプションが加わっている。さらに、従来256色までだった同時表示色が1677万色表示に対応した。

 FLORA Se210 リモートアクセスパックの価格は、セキュリティPC本体が16万8000円からUSB認証キーは6300円。またリモートアクセスサービスは、1ユーザーパック時で初期費用が1万500円、月額料金が5250円となっている。

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