第1回:Debian GNU/Linux のインストール(その1)Debian GNU/Linuxではじめるサーバ構築(5/5 ページ)

» 2006年07月10日 08時00分 公開
[小川 弘幸(株式会社デフォッグ),ITmedia]
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GRUBのインストール

 Linuxでは一般的なブートローダのGRUB をインストールします。これはデフォルトではマスターブートレコードへインストールされます。そのために別のOSと混在している環境の場合には注意が必要ですが、今回は純粋なLinux環境を構築していますので“はい”を選択して[ENTER]で決定します。

 Windowsではブートローダ(NTLoader)を意識することはほとんど無いと思います。しかしLinuxでは起動する際、最初に動作するプログラムです。以前は「lilo」が標準で使用されていましたが、最近は「GRUB」に移行してきました。このブートローダによって起動するLinuxを選択できますので、使い方によっては複数のLinuxを管理できます。

 このあと、基本システムのインストールが実行されるので、しばらく時間がかかる場合があります。

インストール完了

 この画面が表示されていれば、基本システムのインストールは完了です。しかし、まだ設定が残っています。CD-ROMなどのインストール時に使用していたメディアを取り除いてから“続ける”を選択します。

 今回は、基本のインストールまでを説明しました。次回はインストール直後の各種設定について、解説したいと思います。

このコンテンツはサーバセレクト2006年6月号に掲載されたものを再編集したものです。


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