みずほ情報総研、金融機関に対し「Salesforce」を提供

みずほ情報総研は、セールスフォースと業務提携したと発表した。みずほフィナンシャルグループ各社をはじめとした金融機関に対し、オンデマンド型の顧客管理・営業支援サービスを提供する。

» 2006年07月24日 11時58分 公開
[ITmedia]

 みずほ情報総研は7月24日、セールスフォース・ドットコムと業務提携したと発表した。みずほフィナンシャルグループ各社をはじめとする金融機関に対し、オンデマンド型の顧客管理・営業支援サービスを提供する。

 セールスフォースのオンデマンド型CRMサービスとみずほ情報総研の金融関連業務に関するノウハウを合わせ、不動産売買、相続税対策、証券運用のウェルスマネジメント業務、信用審査や担保条件、財務状況等の審査・融資業務など、金融関連業務向けに顧客管理・営業支援サービスをカスタマイズして提供する。既にみずほフィナンシャルグループ内のプライベートバンキング「みずほプライベートウェルスマネジメント」や、ベンチャーキャピタルの「みずほキャピタル」などがこれらサービスを利用しているという。

 みずほ情報総研は今後、地域金融機関、証券、生保・損保のほか、不動産業、サービス業などにもSalesforceを提供していく。また、人事管理・給与計算業務、決済業務、財務会計業務などのバックオフィスシステムもオンデマンドサービスとして展開する予定だ。

 近年の金融機関では、規制緩和による取扱商品の多様化に伴い、収益体質の維持・強化が課題となっており、個々の顧客に最適な金融商品やサービスをタイムリーに提供することが重要になっている。特に、顧客の要望に応えていくためには、顧客のプロファイル情報、取引情報などをリアルタイムに可視化、共有化し、ワン・トゥ・ワンマーケティングを行える情報システムが求められてきている。

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