NEC、4Gbps FC対応のディスクアレイ新製品

NECは、4Gbps FCに対応したディスクアレイの新製品「iStorage S2900」の販売を開始した。

» 2006年07月25日 14時29分 公開
[ITmedia]

 NECは7月25日、SAN対応ディスクアレイの新製品「iStorage S2900」の販売を開始した。

 iStorage S2900は、基幹業務や災害対策システムなどに用いられる中〜大型のストレージシステム向けのディスクアレイ。従来機種の2Gbpsファイバチャネル(FC)に対し、4Gbps FCを採用したほか、ディスクアレイコントローラのCPUを強化することで、スループット性能が最大で1.7倍に向上した。

 ディスク容量は最大で84.6TBまで拡張できる。これまでサポートしてきたFCディスクに加え、シリアルATAディスクにも対応することにより、コストパフォーマンスを向上させた。1台のディスクアレイの中にFCディスクとシリアルATAディスクを混載し、用途ごとに使い分けることで、ILMも実現できる。

 さらに、遠隔地間で筐体間コピーを行い災害対策を実現する「SystemGlobe RemoteData Replication/DisasterRecovery」、業務を継続しながら負荷状況に応じてキャッシュメモリの動的配置を行う「SystemGlobe CachePartitioning」といった、ハイエンド機向けの機能も搭載。これらを活用することで、災害対策機能を低コストで導入することが可能という。

 価格は、73GB FC HDDを4台、キャッシュ4GBを搭載する2コントローラ構成の場合で1174万円から。8月31日より出荷を開始する。

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