ISIDと日本HPは、日本発のオープンソース・ソフトウェア「Seasar2」の採用促進に向けて協業すると発表した。
電通国際情報サービス(ISID)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は8月2日、日本発のオープンソース・ソフトウェア「Seasar2」の採用促進に向けて協業すると発表した。
Seasar2は、DIやAOPといった設計思想をいち早く導入したJava(J2EE)開発用フレームワーク。従来のEJBの複雑性を克服するために開発され、システム開発の効率化・最適化を可能にする。ISIDの社員である比嘉康雄氏がチーフコミッタとして開発を行ってきた。
両社は、日本HPのオープンソース・コンピテンシー・センタと共同で検証を行い、結果を文書として公開するほか、インフラ提案・構築支援サービスや運用・保守サポートを提供する。また、Seasar2は開発者以外には導入メリットが理解しにくいなど、普及面での課題を抱えているため、共同マーケティングなどで克服を狙う。
オープンソース・ソフトウェア分野でリードするシステムインテグレーターとハードウェアベンダーが実績を組み合わせることで、オープンソース・システム構築のシェア拡大を目指す、としている。
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