いよいよ開催されたImagine Cup 2006。世界から集結した精鋭たちを相手に、日本代表の2チームはどのように戦っているのか? 現地からの最新情報をお届けしよう。
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東京から飛行機とバスを乗り継ぐこと約15時間、日本代表チームはアグラへと到着した。ホテルの入り口にはImagine Cupのシンボルが設置されており、日本代表チームは、長時間の移動にもかかわらず撮影などを楽しんでいた。
会場内には、世界大会に出場しているすべてのチームが世界地図にマッピングされたものが用意されていた。ヨーロッパ諸国からの出場チームが非常に多いことが分かる。
各国の代表も続々と到着し、ホテル内は殺伐とした雰囲気に……と思われたが、そこは同じ世界に興味を持つ若者たち、どのチームもフレンドリーに他国のチームと談笑するなどし、明日からの本戦を前につかの間の休息を楽しんでいた。
一夜明け、いよいよ開催されたImagine Cup 2006世界大会。同大会では6つの部門がそれぞれ並行して行われる。ビジュアルゲーミング部門はここから24時間通して行われるが、.PGチームは十分にリラックスしており、ほかのチームが見せるピリピリした雰囲気と比べると、余裕すら感じさせる。とはいえ、キーボードを叩く竹井さんの顔からは笑顔が消え、別人のような印象さえ受ける。
竹井さんはキーボードを日本語対応にすべく、レジストリと格闘するなど、思わぬ時間を取られていたが、そうこうしているうちに開始を告げるアナウンスがあり、万全とは言えない環境でビジュアルゲーミング部門の本戦が開始された。
鈴木さんは、非常に冷静に状況を把握、最善の解を提案・実装していた。問題解決能力の高さが際だって見える。一方の竹井さんもムードメーカーの役割を果たしつつ、非常に素早いコーディングを見せ、息の合ったところを見せる。ちなみに、竹井さんのTシャツにはカフェインの化学式がプリントされていた。「眠気覚ましの願掛けです(笑)」。
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