59%のCIOがソフトウェア支出が増えると見込んでおり、15%はWindows Vistaが2007年にリリースされたときにアップグレードする計画だ。
約60%のCIO(情報統括責任者)が2006年末までのソフトウェア支出が増えると予測しており、変わらないと予測しているのはわずか33%、2%は減ると予測している。
これはMerrill Lynchのアナリストによる新しい調査の結果。この結果は「July '06 Survey of Software Spending Intentions」というタイトルで8月16日に公表された。
この調査は7月に北米の100人のCIOを対象に、ソフトウェア支出と購入について行われた。
調査対象者のうち59%は売上高10億ドル以上の企業のCIOで、ほかは中小企業に勤めている。
調査対象者のうち88%は、インフレや利上げなどの問題が年内のソフトウェア支出を抑制することはないと回答した。
Merrill Lynchのアナリストは、CIOの59%が2006年の支出レベルは2005年よりも増えると予測したとしている。
4月の同様の調査では、支出を増やすつもりだと答えたCIOはわずか47%だった。
「支出は変わらないと予測しているのはCIOのわずか33%。4月時の42%から減少している」と主席アナリストのカッシュ・ランガン氏は述べている。
「マクロ経済的懸念から支出が減ると予測した2%のCIOと合わせると、ソフトウェア支出は年末まで明るい見通しだと思われる」(同氏)
支出の中で優先度が高かったのが、ビジネスインテリジェンス(BI)とデータウェアハウスだ。
これらCIOは、年末までの間、24%の顧客がソフトウェア支出を5〜10%増やす見込みだと報告している。支出増が5%未満の顧客は35%という。
38%のCIOは、IT予算の20%以上をソフトに投じている。
ソフトへの支出増に加え、15%のCIOが、Windows Vistaが2007年にリリースされたときにアップグレードする計画だ。4月時の調査ではこの割合はわずか8%だった。
「Microsoftが最初に今年に入って延期を警告したことで、顧客はリリース日をより確実なものと感じているのかもしれない」(ランガン氏)
このほか調査では以下のことが示された。
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