30代以上のITエンジニアには特に懐かしいであろうTurboブランドが復活した。ボーランドは、IDE事業の新たな展開を見せている。
ボーランド、デベロッパーツールズ事業本部は、4製品から構成されるTurboシリーズ日本語版を9月19日より出荷開始することを発表した。既報のように、「ブランド自体は古典的だが、新しいTurboシリーズの技術と機能は最先端を行くもの」だという。今回発表された日本語版4製品は、次に挙げるもの。
今回発表されたTurboシリーズは、Windowsおよび.NETアプリケーションの開発環境を学生、趣味や学習を目的としたプログラマー、個人ユーザー、業務用ソフトウェアを開発する個人開発者に向けて低価格さを追求したもの。すでに発売されている統合開発環境(IDE)、Developer Studioの単一言語版となっている。
なお、Turboシリーズ製品のぞれぞれには、2つのエディションが用意される。
「Turbo Explorer」エディションは、ドラッグ&ドロップ可能なコンポーネントを搭載する無料利用が可能な開発環境。開発環境の拡張やカスタマイズ機能は搭載されていないものの、プログラミング学習に適したものとなっている。
「Turbo Professional」エディションは、ドラッグ&ドロップ可能なコンポーネントを多数搭載したカスタマイズ可能なビジュアル開発環境。完全なWindowsアプリケーション開発を行えるよう、必要なすべての機能を搭載している。ほかにも、独自に作成したカスタムコンポーネントや、サードパーティーのコンポーネント、IDEアドオンをインストールして、開発環境を拡張・カスタマイズすることができる。
価格は、Turbo Professionalが41,895円。Turbo Professionalアカデミックパックは8,400円となっている。さらに学校教育向けに50ライセンスを含むアカデミックコンカレントの年間ライセンスを315,000円で販売する。
なお、ボーランドのデベロッパーツールズ事業本部は、既報のように米国と同様、ワールドワイドでIDE事業を展開するデベロッパーツールズグループの日本法人組織と表明されている。
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