データセンターの稼働率99.999%以上には電源の二重化が必要ホワイトペーパー

データセンターで使われるサーバなどのIT機器では、CPUやハードディスクなどを冗長構成にしているものが多い。しかし、高可用性を実現するには、電源も冗長構成にする必要がある。

» 2006年09月11日 09時15分 公開
[ITmedia]

 データセンター(およびサーバルーム)で使われるIT機器は、基幹業務で使われるため、24時間稼働が求められている。その目標数値として使われるのが、通称ファイブナインと呼ばれるものだ。ファイブナインとは、システムの稼働率が99.999%であることを示している。このような高可用性を実現するには、サーバやストレージなどを冗長構成にするだけでは無理だ。電源も二重化するなどの対応を取る必要がある。

 最適なのは、サーバやストレージを収めたラックマウントのPDU(電源分配ユニット)を二重化(デュアルコード)することだ。さらに給電機器も冗長構成にすれば、ファイブナイン以上の可用性を実現できる。ただ、これは非常にコストがかかるため、シングルコードでATS(自動切り替えスイッチ)を用いた方法も選択可能だ。エーピーシー・ジャパンのテストでは、この方法でも99.9999%の可用性を実現できたとしている。

 ここでは、ラックマウントタイプの機器の給電構成により可用性に大きく差が出ることを指摘し、可用性テストの結果についても紹介する。

 このホワイトペーパーのダウンロードは、下記リンクから。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ