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» 2006年09月14日 07時00分 公開

Xbox 360、年末商戦に向けゲーム開発環境とコミュニティーを盛り上げDirections on Microsoft(1/2 ページ)

2006年の年末商戦期を通してXbox 360ゲームとWindowsゲームに対する関心を維持すべく、Microsoftはホビースト向けの安価なゲーム開発キットのほか、Xbox 360用のビデオカメラなど、新しい周辺機器を幾つかリリースする。

[Matt Rosoff,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 ライバルの任天堂とソニーがそれぞれ新しいゲーム機のリリースを予定している2006年の年末商戦期を通して、Xbox 360ゲームとWindowsゲームに対する関心を維持すべく、Microsoftはホビースト向けの安価なゲーム開発キットのほか、Xbox Liveネットワークでコミュニケーションを図るためのビデオカメラなど、新しい周辺機器を幾つかリリースする計画だ。

XNA Game Studio Expressでオープンな開発コミュニティを

 ゲーム機メーカーにとって最大の収入源はゲームのロイヤリティであり、通常、ゲーム機本体では利益は出せないか、出せたとしても微々たるものだ。そのため、ゲーム機メーカー各社はゲーム開発を厳しく管理し、開発キットの配布を制限し、開発者には厳密なライセンス契約と収益配分契約への署名を義務付けている。Microsoftは「XNA Game Studio Express」をリリースすることで、こうした制限の緩和に向けた最初の一歩を踏み出すことになる。

 10年以上前に、オープンなAPIと安価な開発者ツールにより、サードパーティによるWindowsのサポートが一気に盛り上がりを見せたのと同様に、開発コミュニティが広がれば、Xbox 360プラットフォームに対する関心も高められる、との判断からだ。

 XNA Game Studio ExpressはVisual Studio Express(Microsoftの無料のWindows開発環境)をベースとし、Windows XP上で動作し、開発者は同キットを使って、Windows XPおよびXbox 360向けのゲームを開発できる(Windows Vistaのリリース時には、Vistaのサポートも追加される)。またXNA Game Studio Expressは、XNA Frameworkの初めての出荷媒体となる。

WindowsとXbox 360共通のAPIを実装

 XNA Frameworkには、ゲーム開発ライブラリのセットや、ほかのソース(オーディオ/3Dグラフィックスを作成するためのプログラムなど)からコンテンツをインポートするための手段などが含まれる。またXNA FrameworkはWindowsとXbox 360に共通するAPIを幾つか実装するため、両プラットフォーム向けのゲームを同時に開発しやすくなるはずだ。

 開発者はXNA Game Studio Expressを無料で入手できるが、Xbox 360ゲームを開発するためには、年会費99ドル(あるいは4カ月間で49ドル)を支払ってXNA Creator's Clubに加入しなければならない。このキットを使って作成したWindowsゲームは商用で販売可能だが、同キットで作成したXbox 360ゲームはテストのみが可能で、Creator's Clubに加入しているメンバーのみがプレイできる。Creator's Clubの会員はソースコードをダウンロードして、ゲームを自分でコンパイルする必要がある。

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