社外持ち出しPCから安全なリモートアクセスを、NECが新アプライアンス

NECは、社外持ち出しPCのセキュリティ確保に特化した認証/VPNアプライアンス製品「SecureBranch」をリリースした。

» 2006年10月04日 08時42分 公開
[ITmedia]

 NECは10月3日、社外持ち出しPCのセキュリティ確保に特化した認証/VPNアプライアンス製品「SecureBranch」の販売を開始した。

 SecureBranchは、社外に持ち出されたPCとの間で電子証明書を用いた端末/ユーザー認証を行うとともに、Ethernet over SSLによるコールバック方式により、社内システムへ安全にVPN接続を行うためのアプライアンス。社外のインターネット環境から業務/情報システムやメールシステムへの安全な接続を実現する。DMZではなく社内LANに設置できるため、既存の機器やネットワーク環境に変更を加えることなく利用できる点が特徴だ。

 持ち出しPCには、認証/接続などの処理を行う専用クライアントソフトウェアをインストールする。この専用クライアントは、インターネット上ではSecureBranchとの通信のみを許可し、それ以外の社外接続を防ぐ「カーネルファイアウォール」機能も実装している。

 SecureBranchにはユーザー規模に応じて、中〜大規模企業向けの「SecureBranchシリーズ」とSOHO向けの「SecureBranch SOHOシリーズ」の2種類がある。価格は、登録ユーザー数500で、50ユーザーまでの同時接続に対応した「SecureBranch 500」が150万円、登録ユーザー数が5、同時接続ユーザー数が1の「SecureBranch SOHO-5」は11万8000円など。11月1日より順次出荷を開始する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ