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» 2006年10月19日 08時00分 公開

ITツールは「まず使ってみる」に限る!追求! BIソリューション活用術 第2回(1/2 ページ)

すでに導入済みのビジネス・インテリジェンス(BI)の活用がままならないという今、その次を担う考えも出てきている。BI活用は喫緊の課題となっているのかもしれない――。

[アイティセレクト]

ベスト活用への近道とは

 導入は進んでいるはずなのに活用できていないというBIをうまく活用するコツはあるのか。BI専門のディストリビューターで、その導入コンサルティングも手掛けるジールグループの代表、山本秀典氏に尋ねると、「まずはトップダウンでBIを入れてしまう。そして一人ひとりが試行錯誤を繰り返し、とにかく使ってみること」という答えが返ってきた。

 「ITというツールを『入れたから大丈夫』とする単純な判断は、ITをうまく使っていない企業の典型だ。だからといって、ITに合わせて企業文化や人材を変えればいいかというと、それは違う。ITを使いこなすには、ツールだからといって最後に取り入れるのではなく、まずは導入する。そして使ってみる。ことBIに関しては、とにかく入れて使ってみる。トライアルアンドエラーを繰り返す中で、『○○ができる』『△△に使える』ということが分かってくる。その結果、BIを使いこなすためのフレームワークができるはずだ。それは、新しいモノを生み出す、あるいは新しい仕組みを築くという発想の原点になるだろう」(山本氏)

 実際に山本氏は、顧客にBI導入のコンサルティングをする中でこの考えを説いてまわり、多くの成功例を見てきたという。BIを使うためには、理屈云々抜きでまずは形から入るというのがベストプラクティスだというのである。

 とはいえ、「使ってみる」というだけで導入するには高価すぎるツールであることには違いない。そもそも、BIは大企業向けのシステムが主流で、SI費用なども含めれば億単位の商品となる。

 ただ、山本氏によると、各ベンダーはラインアップを見直しているという。大企業向けのもの以外に、小規模でも使えるスターターキットのようなものも用意し始めているようだ。中小規模の企業や大企業の部門単位で使えるといい、数百万円くらいからそろっているという。

CPMを使いこなすべし

 BIツールはほとんどが米系ベンダーのもの。米国で起きた流れが日本に取り込まれてきているといっても過言ではない。

 その米国において今、BIが新しいフェーズに移り変わりつつある。それが、コーポレートパフォーマンスマネジメント(CPM、※1)だ。

※1 ハイペリオンはBPM(ビジネスパフォーマンスマネジメント)、コグノスはEPM(エンタープライズパフォーマンスマネジメント)と呼ぶ。BIを中心にしてさまざまな側面における業績アップを狙う仕組みづくりというパフォーマンスマネジメントであることには変わりない。

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