遅れが出ていたSUS 1.0経由の「MS06-071」のセキュリティパッチ配信が開始された。
米Microsoftは11月22日、Software Update Services(SUS)1.0を通じて「MS06-071」のセキュリティパッチ配信を開始したと発表した。
MS06-071は14日の月例アップデートでリリースされたセキュリティ更新プログラム6件のうちの1件。XML Core Servicesに関する緊急レベルの脆弱性が修正されている。
Microsoftは今回からMicrosoft XML Core Servicesのサービスモデルを変更し、Microsoft UpdateとWindows Software Update Services(WSUS)のほか、Windows UpdateとSUS経由でも、XML Core Servicesのセキュリティパッチを入手できるようにした。
しかし14日の時点でMicrosoft側の作業が間に合わず、MS06-071のパッチについてはSUS 1.0経由の配信ができていなかった。
なお、MicrosoftはSUS 1.0のサポートを今年12月6日で打ち切る方針だったが、これを2007年7月10日まで延長。顧客に対し、この間にWSUSに切り替えるよう促している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.