ウイングアーク テクノロジーズは、帳票関連サービスとしてWebによる情報提供やASPでの帳票開発サービスを開始する
ウイングアーク テクノロジーズは11月30日、帳票システムソリューションを紹介するカンファレンス「ウイングアークフォーラム2006 帳票SOA DAY」を開催した。
カンファレンスは、同社の帳票やレポートの書式デザイン、作成、管理ツールやミドルウェア製品の動向や導入事例を紹介するもの。メインフレームで運用されることの多い帳票システムにおいて、SOAに基づく拡張性に優れた新システムへの移行を支援する「帳票 SOA」コンセプトが紹介された。
挨拶に立った内野弘幸代表取締役社長は、帳票の開発(書式の設計など)から出力、また帳票システムの統合管理環境までを提供する同社の取り組みとサービス展開について発表を行った。
2007年以降の企業でのWindows Vista導入を視野に、同社は2006年10月に帳票書式の開発ツール「SVFX-Designer」にSUフォントを実装した。「内部統制やコンプライアンスの観点から、帳票でも適切な文字フォントの使用が求められる」(内野氏)という。また、ツールメニューの多言語対応を図り、中国語やチェコ語での表示が行える。
また、ユーザー企業へのサービス強化として帳票開発の受注や、同社の代理店とユーザーを対象としたSNSなどを提供するWebサービス「帳票匠屋」を、12月1日に開設する。2007年には帳票開発が行えるサービスをASP形式で提供する計画だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.