"Longhorn" のServer Core――GUIレスのWindowsで旧型サーバを有効活用Windows Server "Longhorn" 徹底研究(2/3 ページ)

» 2007年01月12日 08時00分 公開
[敦賀松太郎,ITmedia]

Server Coreの初期設定例

 Server Coreを構成する際に最初に行うのが、管理者パスワードの設定である。コマンドラインに

> net user administrator *

とタイプし、新しいパスワードを入力する。ちなみに、最後の「*」は、パスワードを画面に表示されるのを防ぐためのものだ。

 続いて、静的なIPアドレスを設定する。コマンドラインに

> Netsh interface ipv4 show interfaces

とタイプ。サーバのネットワークアダプタの状態を表示する。もし、2つ以上のネットワークアダプタを備えたサーバならば、静的なIPアドレスを指定するネットワークアダプタのIDを記録しておく。そして、コマンドラインに以下のようにタイプする。

> netsh interface ipv4 set address name="ID" source=static address=StaticIP mask=SubnetMask gateway=DefaultGateway

 この"ID"は、最初に調べたネットワークアダプタのID、StaticIPは設定する静的なIPアドレス、SubnetMaskはIPアドレスのサブネットマスク、DefaultGatewayはデフォルトゲートウェイを入力する。

 さらに、DNSサーバの位置を明示的に指定する。

> netsh interface ipv4 add dnsserver name="ID" address=DNSIP index=1

 DNSIPには、DNSサーバのIPアドレスを入力する。

 次に、ドメインに参加する設定を行う。コマンドラインに

> netdom join ComputerName /domain:DomainName /userd:UserName /passwordd:*

とタイプ。ComputerNameはServer Coreを実行するサーバの名前、DomainNameはサーバが参加するドメイン名、UserNameはドメインへの参加を許可できる管理者権限を持ったドメインユーザーアカウントという意味。パスワードの入力が求められるので、ドメインのパスワードを入力する。

 ドメインに参加したら、Server Coreインストールしたサーバをアクティベートする。コマンドラインに

> Slmgr.vbs -ato

と入力するだけだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ