Server Coreを構成する際に最初に行うのが、管理者パスワードの設定である。コマンドラインに
> net user administrator *
とタイプし、新しいパスワードを入力する。ちなみに、最後の「*」は、パスワードを画面に表示されるのを防ぐためのものだ。
続いて、静的なIPアドレスを設定する。コマンドラインに
> Netsh interface ipv4 show interfaces
とタイプ。サーバのネットワークアダプタの状態を表示する。もし、2つ以上のネットワークアダプタを備えたサーバならば、静的なIPアドレスを指定するネットワークアダプタのIDを記録しておく。そして、コマンドラインに以下のようにタイプする。
> netsh interface ipv4 set address name="ID" source=static address=StaticIP mask=SubnetMask gateway=DefaultGateway
この"ID"は、最初に調べたネットワークアダプタのID、StaticIPは設定する静的なIPアドレス、SubnetMaskはIPアドレスのサブネットマスク、DefaultGatewayはデフォルトゲートウェイを入力する。
さらに、DNSサーバの位置を明示的に指定する。
> netsh interface ipv4 add dnsserver name="ID" address=DNSIP index=1
DNSIPには、DNSサーバのIPアドレスを入力する。
次に、ドメインに参加する設定を行う。コマンドラインに
> netdom join ComputerName /domain:DomainName /userd:UserName /passwordd:*
とタイプ。ComputerNameはServer Coreを実行するサーバの名前、DomainNameはサーバが参加するドメイン名、UserNameはドメインへの参加を許可できる管理者権限を持ったドメインユーザーアカウントという意味。パスワードの入力が求められるので、ドメインのパスワードを入力する。
ドメインに参加したら、Server Coreインストールしたサーバをアクティベートする。コマンドラインに
> Slmgr.vbs -ato
と入力するだけだ。
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