「SEかっこいいじゃん、みたいな」女性エンジニアの本音トーク 第1回(1/3 ページ)

新年会と称し元同僚の女性システム管理者3人が集まった。彼女たちが繰り広げる本音トークから、システム管理者としての人生の一端が見えてくるかもしれない。

» 2007年02月05日 08時00分 公開
[ITmedia]

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 新年会と称し、元同僚の女性システム管理者3人が集まった。ここぞとばかりに本音を語り出す彼女たちの口からは、女性ならではの視点からシステム管理の現場の実情、仕事を続けて行く上での障害などが語られた。この仕事との出合いはさまざまだが、彼女たちの本音からシステム管理者としての人生の一部が見えてくる、かもしれない。3回にわたって彼女たちの話を聞いていこう。

参加メンバー紹介

A恵:5年間システム管理者として活躍後、最近結婚を機に引退

B子:現役システム管理者。現在、育児休暇中

C美:家族看病のためシステム管理者として勤務した会社を退職。現在フリーランスのエンジニア


ITmedia まずはシステム管理者になった経緯を教えてください。

A恵 わたしはインターネットが浸透し始めた1996年とか97年ごろ、派遣でメーカーの○○○に営業事務として入ったのがきっかけかな。

B子 営業事務だったの? なんでそこからシステム管理者にいくわけ?

A恵 あのころは、インターネットを知っている人が少なくてさ。社員にもPCを使いこなせる人がいなかったから、派遣になんでもかんでも仕事が回ってきて、知らないうちに社員より詳しくなってた。

C美 へえー、あの○○○でもそのレベルだったんだ。

A恵 当時って仕事の線引きがあいまいな時期だったから、営業事務職でもできるんだったら、あれもこれもって感じで任されて。顧客向けの講習会でインストラクターまでやらされてた。

B子 そこまでいったら、身につけた知識を生かしたいって思うよね。

A恵 そうそう。それでもう少し専門的な仕事に就きたいと思って、システム管理の仕事に転職したの。

B子 わたしもそんな感じかな。大学出てある企業の情報システム部門に配属になったんだけど、事務処理がメインだったからつまんなくて。時間は有り余るし、どうせなら資格でも取って転職しようとMOT(Microsoft Office Trainer)の勉強を始めたんだ。そのころベンダー資格はMCP(Microsoft Certified Professional)かMOTくらいしかなかったし、勉強の時間や材料は情報システム部にはいくらでもあったからね。

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