携帯電話で衛星電話の利用が可能に

NTTドコモは、FOMA/無線LAN端末から衛星電話回線が利用できる法人向けサービスを開始した。災害時の非常通信回線として期待される。

» 2007年02月06日 19時21分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは2月6日、FOMA/無線LANのデュアル端末で衛星回線を利用した通話が可能になる法人向けサービス「デュプレスター」を開始した。災害時の非常用通信回線をして利用が期待されている。

 デュプレスターは、NTTドコモの衛星電話端末「WIDESTAR」とデュプレスター対応SIPサーバ、FOMA/無線LANデュアル端末を組み合わせたもの。1台の端末でFOMAと衛星での外線通話、無線LANでの内線通話が行える。

 これにより、災害などで地上のFOMA回線網がダウンした場合でも衛星電話とSIPサーバを介して、サーバ機から半径約30メートルの範囲で衛星回線の通話や内線通話ができる。通話以外にインターネットブラウジングやインスタントメッセージング(IM)、プレゼンス(所在確認)機能も利用できる。

 法人専用端末のN900iLおよび今後発売予定のN902iLがサービスに対応する。また、2008年4月以降に通話範囲を拡張できる「デュプレスター・エリアプラス」の提供も予定する。

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